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Wordbook

単語帳(日本語)

自分なりに制作上のキーワードをまとめました。すぐに編集したり消すかもしれません。



画面外、画面内
「欠落」
サラウンド感
支持体
水平と生成
タイトル、題名
ライブな感覚
枠


【画面外、画面内】
画面の中に「画面外」をつくることで、画面外との親和性を上げる。
【「欠落」】
「欠落」は他と同じ次元にいない。だから同時にはうまく見られない。
つまり、画面外と同じようなあり方。外への広がりをつくり出す。
【サラウンド感】
視界の外、背後などの周囲にまで空間や生態系などが広がっていると知覚する感覚。
実際の風景の空間と絵の空間を繋げる手がかりになると思っている。
【支持体】
 ∟ 網
描いていった際の効果として、近づいて見てもうまく焦点を絞れず、解像度をあげられないような感覚になる。
加えて、網が埋まりきっていなかったり浮いてしまった部分などは、絵が画面より低い水準にあるような状態になる。絵の具で埋まった部分は通常の絵の画面の水準とも受けとれるので、そこをゼロレベルとすると、マイナスに描いているというような逆説的な状況が生まれる。 手前にも奥にも描ける。
【水平と生成】
x,y軸があるとして、それに対してz方向(手前方向)にできていくもの……それが生成してくるものになるのではないか。
逆に言えば、zの前提となるx,yのはたらきも重要だろう。
【タイトル、題名】
2019年から “crack” など、語を引用符で囲う-タイトルに引用符を含めるようにした。
タイトルの言葉と一線を引き、絵の存在とは別につけられたものであるという折り合いをひとつつけた。
2021年からは “violet” “limestone” など、引用符付きの語を併置するような形も採用している。
【ライブな感覚】
A:描く途中のライブ感
最初から絵柄や色味が決まっているわけではない。絵の大きさや、画面の範囲もそうだ。 ライブで変わっていくもの、グルーヴを大切に。 投げる、返ってくる、投げる……。 絵に応えるように、私も進む。
B:みる時のライブ感
Bには、Aのライブ感が取り込まれる。うつり変わっていくような空間性(奥行きのとらえきれない「欠落」などのはたらきでうまれる)、持続的な時間。
【枠】
描く上での区切り、目安。「画面」と似ているが同じではない。
矩形に近い形態を想起させる。

(2023.3 更新)

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© 2019 Haruka Kano